尾野真千子主演「絶叫」
尾野真千子さん主演の「絶叫」が
2019年3月24日(土)22時よりスタートします。
尾野真千子さんといえば、1997年、中学生の頃に映画デビューしてから2011年放送のNHK連続テレビ小説「カーネーション」のヒロイン役を演じ、数々の賞を受賞しています。
映画は56本(短編フィルムも含む)、ドラマは、63本(ネットドラマ含む)と、主演助演、少しの出演に限らず、とにかく多くの作品に出演している女優さんです。少し暗い影のある役柄から、ハイテンションの役まで、幅の広い演技が評価されているのだと思います。
ごく普通の一般家庭に育ち、貧困、孤独や闇とは無縁だった女性が、父親の借金発覚、失踪をきっかけに風俗嬢になり、保険金殺人…やがて死…転落していく人生を演じます。出演が発表されている安田顕さんが演じるのは、NPO法人の代表。ホームレスを囲い込んで生活保護費を奪う悪徳ビジネスを悪びれずに行う人物。陽子の人生に新たな道を示し、殺人者へと変貌させていくという役どころだといいます。
尾野真千子(鈴木陽子役)さんのコメント
孤独を演じるのだと、ひとりぼっちを演じるのだと心が痛くなりました。それでも何か1つでもその女性に共感できるものを探しながら関わってくださる皆さんと楽しく撮影できたらなと思います!
(WOWOWサイトより引用)
安田顕(神代武役)さんのコメント
まるで全て実際にあったかのような話の流れに引き込まれました。主人公の心情が切なかったです…
白金で撮影中の尾野真千子さん。(デジタルFRIDAYより引用)
原作は、葉真中顕さん。
2013年に、老人介護を暑かった犯罪小説「ロスト・ケア」で第16回日本ミステリー文化新人賞を審査員が”文句なしの傑作との高評価、満場一致で受賞。さらに、2019年「凍てつく太陽」で第21回大藪春彦賞を受賞し、文字から描写が想像できてしまうリアリティのあるミステリー小説作家さんです。
安田顕さんのコメントにもあるように、ドラマは実際にあったお話かのように、視聴者を引き込んでしまうのではないでしょうか。
WOWOW連続ドラマ「絶叫」2019年3月24日(土)22時〜
出演:尾野真千子 安田顕 ほか
原作:葉真中顕「絶叫」(光文社文庫刊)
監督:水田成英(「救命病棟24時」「医龍-Team Medical Dragon-」)
脚本:池田奈津子(「砂の塔~知りすぎた隣人」「連続ドラマW 真犯人」)
音楽:林ゆうき
プロデューサー:青木泰憲 中山ケイ子
■『絶叫』原作者、
葉真中顕さんの読んでおきたいおすすめ小説
WOWOW連続ドラマ『絶叫』の原作小説。
小説を読んでドラマをみれば、主人公の陽子の転落人生をより詳細に体感できるのではないしょうか…
2013年、第16回日本ミステリー文化新人賞受賞作品。
ゴールの見えない家族介護、老老介護、介護殺人…。
高齢社会が迫っている日本で、”介護”というキーワードは決して他人ごとではなく、近い将来現実におこりうるものだと認識するため読みたい一冊。介護職の方にも。